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不動産相続で失敗しないために弁護士に依頼する理由と探し方と選び方

遺産相続
2023年07月24日
2024年04月09日
不動産相続で失敗しないために弁護士に依頼する理由と探し方と選び方

 

不動産が相続財産に含まれる場合、相続人同士での話し合いは困難であり、面倒な事態に発展するケースが多いです。

そこで、弁護士に依頼することで、手続きをスムーズに進めていけます。

本記事では、弁護士への依頼のメリットに加えて、依頼する弁護士の探し方、選び方についても解説します。

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不動産相続に関する疑問や悩みを抱えている方々は、ぜひ最後までご一読ください。

不動産相続は弁護士への依頼がおすすめな理由

弁護士への依頼がおすすめな理由には、主に下記6つがあげられます。

  • 不動産評価額を正しく算出してもらえる
  • 揉めない不動産の分割方法を提案してもらえる
  • 二次相続まで加味した相続方法を提案してもらえる
  • ほかの相続人との交渉を任せられる
  • 不動産相続に関すること全てを一任できる
  • 裁判所手続きを利用することになっても安心

それぞれの理由を解説しましょう。

不動産評価額を正しく算出してもらえる

不動産の評価額は、相続税の計算において重要な要素です。

しかし、不動産の適切な評価は専門知識を必要とします。

弁護士は不動産評価のプロフェッショナルであり、公正な評価方法を用いて不動産の評価額を正確に算出してくれます

不動産の種類や地域の市場価値、物件の状態などを総合的に考慮し、公正な評価額を確定できるため、相続税額を正確に把握可能です。

揉めない不動産の分割方法を提案してもらえる

不動産の相続では、複数の相続人が関与する場合があります。

不動産の分割方法は、相続人間での合意形成が必要となるため、しばしば問題や対立の種となるでしょう。

弁護士は、公平な立場から不動産の分割方法を提案し、円満な合意形成をサポートしてくれます

法的な観点や公平性を考慮し、各相続人の権益やニーズに配慮した分割案を提示するため、揉めずに不動産を分けることができます。

二次相続まで加味した相続方法を提案してもらえる

不動産の相続においては、将来的な二次相続(相続人の死亡による再相続)にも配慮する必要があります。

弁護士は、将来的な二次相続を考慮した相続方法を提案してくれます

相続人を決めていても、その相続人も亡くなった場合、改めて手続きをしなおさなければなりません。

しかし、弁護士に依頼することで、二次相続まで加味した方法を提案してくれるため、再度依頼する必要がなくなります。

ほかの相続人との交渉を任せられる

不動産の相続には、感情的な要素が絡み、ほかの相続人との交渉が困難な場合があります。

弁護士は冷静な第三者として交渉を担当し、公平な解決を図ることができるでしょう。

交渉テクニックや法的な知識を活用し、各相続人の意見や利益を調整しながら合意形成を促進します。

これにより、不動産の相続に伴う対立や紛争を最小限に抑えられます

不動産相続に関すること全てを一任できる

弁護士への依頼により、不動産相続に関するあらゆる手続きを一任できます。

弁護士は登記手続きや遺産分割協議の代理人として活動することもあり、提携先の司法書士や不動産専門の専門家とも連携し、必要な手続きを効率的に進めていきます

具体的には、不動産の登記・名義変更手続き、不動産の評価や売却の手続き、相続税申告書の作成などを代行可能です。

弁護士の専門知識と経験に頼ることで、効率的かつ正確な手続きがおこなわれ、不動産相続に関する負担を軽減できます。

裁判所手続きを利用することになっても安心

不動産相続において、訴訟や裁判所手続きが必要になることもあります。

しかし、弁護士への依頼により、裁判所手続きにおいても安心です。

弁護士は法的な手続きや訴訟の経験をもち、適切な手続きをおこなってくれます

必要な証拠の収集や法的な主張の構築、裁判所との対応などを代行し、最善の結果を追求できるでしょう。

不動産相続を依頼する弁護士の探し方

ここでは、不動産相続を依頼する弁護士の探し方を4つ紹介します。

ベンナビ相続

ベンナビ相続は、相続手続きや遺言書作成などの相続に関する専門家を紹介するサービスです。

ベンナビ相続のサイトでは、相続に関する情報や専門家のプロフィールを閲覧できます。

専門家の経験や実績、得意分野などを比較検討し、自身の要件に合った弁護士を選ぶことが可能です。

また、ユーザーレビューや評価を参考にできるため、信頼できる弁護士を見つける手助けとなるでしょう。

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法テラス

法テラスは、一般の人々に法律サービスを提供する法律扶助制度です。

相続に関する法律相談や手続きをサポートするために、法テラスでは相続専門の弁護士を紹介しています。

法テラスのWebサイトや法テラスセンターに問い合わせることで、相続に関する無料の法律相談を受けられます。

また無料相談についての詳細は法テラスで無料相談できる内容はどこまで?利用するための条件や注意点も解説をご覧ください。

弁護士会の法律相談

弁護士会は、地域ごとに設立されている弁護士の団体です。

多くの弁護士会では法律相談窓口を設けており、相続に関する問題や疑問を相談できます。

弁護士会のWebサイトや電話などで連絡を取り、相続に特化した弁護士を紹介してもらうことも可能です。

地域の弁護士会は、その地域に詳しい弁護士を紹介してくれるため、地域の特性や法律の適用に関する知識をもった弁護士を見つけられるでしょう。

知人の紹介

身近な知人や友人、家族などから弁護士の紹介を受けることもひとつの方法です。

相続を経験した人や相続手続きをおこなった方がいれば、その方から弁護士の情報を得られるでしょう。

知人の紹介は、実際にその弁護士と接点をもった方の意見や評価を聞けるため、信頼性の高い情報源です。

また、知人が弁護士との関係をもっている場合、円滑なコミュニケーションや相談のしやすさも期待できます。

不動産相続を依頼する弁護士の選び方

弁護士を選ぶときには、いくつかのポイントを意識しておく必要があります。

ここでは、3つのポイントを紹介しましょう。

相続問題の解決実績の豊富さをチェック

弁護士の選択にあたっては、相続問題の解決実績を重視することが重要です。

弁護士のホームページやプロフィール、事務所の実績などを確認しましょう

過去の成功事例や専門知識の幅広さをチェックすることで、相続問題に対して適切な解決策を提案できる弁護士を選べます。

ネットでの口コミや評判を参考程度にチェック

弁護士のネット上での口コミや評判は参考にできますが、過信しすぎないよう注意が必要です。

個人の意見や主観的な評価が含まれている場合もあるため、客観的な情報として捉える必要があります。

複数の口コミや評価を総合的に判断し、弁護士の信頼性や対応力を把握することが大切です。

無料相談を利用する

弁護士の無料相談を利用することは、選択の参考になります。

無料相談では、以下のポイントに注目してみましょう。

  • 説明がわかりやすいか
  • 話しやすいか
  • 連絡をスムーズに取れるか
  • 弁護士費用は高すぎないか
  • 通いやすいか

不動産相続の相談は不動産の相続に関する無料相談|専門家の種類と窓口、利用するタイミングとポイントをご覧ください。

説明がわかりやすいか

弁護士の専門的な用語や手続きについて、わかりやすく説明してもらえるかが重要です。

相続問題は複雑な場合があるので、弁護士の説明が理解しやすいかどうかを確認しましょう。

話しやすいか

相続問題は個人的かつ感情的な要素が絡む場合があるため、弁護士とのコミュニケーションがスムーズにおこなえるかどうかも重要です。

自身の状況や懸念事項を話しやすいかを確かめましょう。

連絡をスムーズに取れるか

弁護士との連絡は相続手続きの適切な進行に欠かせません。

連絡手段や対応スピードなどを確認し、円滑なコミュニケーションが取れるかどうかをチェックしましょう。

弁護士費用は高すぎないか

弁護士費用は相続手続きにおいて重視すべきポイントです。

弁護士との無料相談時に費用についての明確な説明を受ける必要があります。

適切な相続手続きを提供する弁護士の費用が、自身の予算と合致しているかを確認しましょう。

通いやすいか

弁護士の事務所が通いやすい場所にあるかどうかもポイントです。

相続手続きは複数回の面談や手続きが必要な場合があるため、アクセスしやすい事務所を選ぶとスムーズに進めていけます。

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不動産相続を依頼した場合の弁護士費用

不動産相続を依頼する際には、相談料、着手金、報酬金が発生することがあります。

以下にそれぞれの費用について解説します。

相談料

相談料は、弁護士との初回の面談や相談に対して支払われる料金です。

一般的には、30分~60分程度の相談が無料で提供される場合があります。

ただし、時間を超えた相談や複雑な相続問題の場合には有料となることもあります。

相談料は事前に確認し、相談の前に料金についての説明を受けることが重要です。

着手金

着手金は、相続手続きの開始にあたって支払われる前払い金です。

相続案件の内容や難易度、所在地などによって金額が異なります。

着手金は、事務所の手続きや調査のために必要な費用をカバーするために支払われます。

弁護士との契約時に明確に金額と支払い方法を確認しましょう。

報酬金

報酬金は、相続手続きや関連業務に対して支払われる報酬です。

報酬金は通常、相続財産の一部またはその割合で計算されます

具体的な金額は、相続財産の評価額や作業の複雑さ、契約内容によって異なります。

一般的には、相続財産額の一部から数%程度が報酬金として設定されることがあるでしょう。

報酬金は弁護士との契約時に具体的な金額や算出方法を明確にすることが重要です。

以下は、着手金と報酬金の金額をまとめた表です。ぜひ参考にしてみてください。

裁判等による利益の額

着手金

報酬金

300万円以下

8%

16%

300万円超3000万円以下

5%+9万円

10%+18万円

3000万円超3億円以下

3%+69万円

6%+138万円

3億円超

2%+369万円

4%+738万円

不動産相続を弁護士に依頼する場合のよくある質問

ここでは、不動産相続を弁護士に依頼する場合のよくある質問をまとめています。

相続不動産近くで活動する弁護士に依頼したほうがよいですか?

最近は、オンラインでのコミュニケーションが進んでいるため、場所を重視する必要性は減ってきています

場所よりも、法的な専門知識や経験が求められるため、弁護士の能力や専門性が重要です。

相続不動産の近さよりも、内容や実績に注目して、オンラインでのコミュニケーションを通じて信頼できる弁護士を選ぶことが相続手続きの成功につながるでしょう。

不動産相続は弁護士と司法書士ではどちらに依頼するのがよいですか?

不動産相続において、弁護士と司法書士のどちらに依頼するのが適切かは、具体的な状況やニーズにより異なります。

弁護士に依頼する場合は、下記のケースが効果的です。

  • 法的なアドバイスや助言を得たい場合
  • 裁判所手続きや紛争が予想される場合
  • 法的な専門知識と経験が必要な場合

一方で、司法書士に依頼する場合は下記の場合がおすすめです。

  • 書類作成や手続き代行をしてほしい場合
  • 不動産の登記や相続手続きに関する専門的なサポートが必要な場合
  • 単純な手続きや書類作成が主なニーズの場合

最終的には、相続の状況やニーズに基づいて、弁護士と司法書士の専門性や役割を比較し、適切な依頼先を選ぶことが重要となります。

また、弁護士と司法書士は協力して相続手続きを進めることもあるため、相互の連携や信頼関係も大切です。

具体的な相続の状況やニーズに応じて、適切な専門家に相談し、最良のサポートを受けることをおすすめします。

まとめ|不動産相続を依頼できる弁護士なら「ベンナビ相続」

不動産相続において、弁護士に依頼することは重要です。

弁護士は法的な専門知識と経験をもち、相続問題に関するアドバイスや助言、裁判所手続きの代理などを提供します。

適切な弁護士を探すときには「ベンナビ相続」の利用がおすすめです。

ベンナビ相続は、相続問題の解決実績や専門性、地域に密着した活動実績などを考慮し、信頼できる弁護士を選ぶ手助けをします。

不動産相続においては、信頼できる弁護士の選択が重要です

ベンナビ相続を利用することで、不動産相続に特化した弁護士との出会いを得られます。

安心して相続手続きを進めるために、ベンナビ相続を活用して専門的なサポートを受けましょう。

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編集部
本記事はベンナビを運営する株式会社アシロが企画・編集をおこないました。
  • ※ベンナビに掲載されているコラムは、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。
  • ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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